少年ジャンプ+漫画賞

結果発表

佳作が2本!編集部特別賞が1本出る!!

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少年ジャンプ+でヒットを目指す新人作家、求む!!
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佳作

賞金 30万円

「アングリーガール」鳴川蒼空

「アングリーガール」鳴川蒼空

あらすじ

常に怒っていると勘違いされてしまう立腹さん。そんな彼女に、クラスのお調子者・馬鹿くんが声をかけ…?

編集部講評

ギャップや対比を活かしたキャラの見せ方が心地良く、思わず応援してしまう好感度の高さがありました。後半への盛り上がりには構成力の高さも感じます。一方で展開・設定そのものは既視感があり、またキャラデザ・背景など全体的な画面作りはまだまだです。他の作品に埋もれない独自性を身につけられるよう頑張りましょう。

作品を読む
「『拝啓、ニーチェへ。』」金馬鈴昌

「『拝啓、ニーチェへ。』」金馬鈴昌

あらすじ

母に認められたい一心で、好きな音楽も友人も手放し、勉強に打ち込む井戸田絡。全国模試で結果を出すも、母から返ってきたのは拒絶で――。

編集部講評

盲信していた拠り所を破壊し、自ら人生を生き直す選択が痛快でした。ニーチェの解釈や音楽、お母さんなど前半のフリが後半で丁寧に回収され、読後の手応えも良いです。キャラのエピソードにはやや既視感があるため、ならではのエピソードが生めると、さらに満足度が増すと思います。また細かい点ですが、小物や頭身など縮尺の崩れも見受けられるので、細部まで整えると画面の完成度が上がるはずです。次回作を楽しみにしております。

作品を読む

編集部特別賞

賞金 15万円

「佐藤先生を殺してくれ」素井徹

「佐藤先生を殺してくれ」素井徹

あらすじ

僕らの担任「佐藤タロー先生」は何かがおかしい。そんな先生を「殺したい」という同級生が現れて…!?

編集部講評

読者を引き込もうとする仕掛けがあって、最後まで飽きずに読める作品でした。尖りもあり、ストーリーもあるバランスの良さも良かったです。読者の想像力や理解力に任せてしまう部分も感じられたので、もう少し読者の思考をコントロールできたら、よりオチでスッキリできたかと思います。次回作も期待しております。

大鳥雄介先生講評

最初から最後まで展開がまったく予測できない漫画でした。
1ページ目からコマ外の使い方で仮想空間の伏線を張っていたり、冒頭はホラー漫画のテイストで進めつつ、後半で一気にひっくり返したりと、芸が細かくとても楽しく読めました。中でも「車に轢かれても死なない」のシーンはインパクトがあり、強く引き込まれました!ただ、佐藤先生の改心が早く感じられ、少し共感しづらい部分もありました。
アトムくんの説得ですぐに現実世界へ戻ってしまうので、その前に佐藤先生の最後の悪あがきのような描写を入れて、もう一段盛り上がりを作ってもよかったのかなと思いました。
発想がとても面白く、先の読めない魅力的な作品でしたので、物語の山場をどう作るかを意識して描けば、さらに印象に残る漫画になるのではないかと思いました!

最終候補

賞金 10万円

「三者面談」田上翔利

「三者面談」田上翔利

あらすじ

教師生活も3年目。生徒との向き合い方に迷う日々。そんな中臨んだ三者面談に現れたのは、深爪で体調が悪そうな保護者で…!?

編集部講評

おばあさんのキャラが良く、テンポよく繰り出されるギャグが魅力の作品でした。ギャグで終わると見せかけて先生が前向きになるラストにも地力の高さを感じます。骨格の書き分けなどまだ画力に課題が残るので、これから研鑽を積んでいきましょう。次回作にも期待しております。

「貴方はまるで、」加藤ハシル

「貴方はまるで、」加藤ハシル

あらすじ

吸血鬼に襲われた主人公。家に引き籠っていたところ、突如、主演映画を撮りたいという女性が現れ…

編集部講評

女性キャラクターのデザイン・表情をとても魅力的に描けていました。一方で、シーンの読み取りやすさや全体のストーリー構成はまだまだ課題。
ネームの模写や作品研究などを通して、読みやすいネーム運びや構成力を磨いていってほしいです。

「OVER D-LIVES」meittei

「OVER D-LIVES」meittei

あらすじ

怪物だらけの日本で、人類の武器は武装エレキギターだけだった。虐待の中で生きる少女・横尾は、正体を隠して怪物と戦っていたが……。

編集部講評

演出、モンスターデザイン、描き文字など、画作りが迫力満点で武器になっています。一方で鈴本の好感度の低さが最後まで残り、読後のすっきり感がやや弱いのが惜しいです。また、設定が複雑なので、情報の見せ方や提示順を整理するだけで格段に読みやすくなると思います。次回作を期待しています。

受賞まであと一歩

  • 「パートタイム・キラー」柊シュウ
  • 「±0」和束連理
  • 「輝度450の綱」屑のからだ
  • 「デッドライブナズ」大塚たろう
  • 「脚が速い人」こーづか志郎
  • 「こいつがやった」Saboru
  • 「萌え袖ポケット」武弥枢
  • 「ガラテア」森田涼

編集部総評

11-12月期も少年ジャンプ+漫画賞に沢山のご応募ありがとうございます。
現時点の完成度という点では少し点数を辛くつけてしまいましたが、それぞれに個性が光る部分があり楽しい審査となりました。
最終候補は若い方が多かったので、一言だけお伝えするなら、場面場面で誰が何をやっているのかがしっかり読者に伝わるか考え抜いて作画して欲しいです。せっかくの熱のこもった場面で読者に何がどうなっているのだろうと考えさせてしまってはそれまで積み上げたものが台無しになってしまいます。読みやすさ、わかりやすさは、作品の魅力を存分に伝えるための必須の技術です。作品づくりはありったけの情熱と自分の作品を客観的に見られる冷静さのどちらも持っていれば強いです。自分一人では難しい場合は編集者を補助的に使ってください。
成長した皆さんの次回作を心よりお待ちしています。

大鳥雄介先生総評

皆さん個性豊かでオリジナリティがあり、本当に素晴らしい作品ばかりでした。
読ませていただきありがとうございました!
僕自身、とても刺激を受けました。
これからもいろんなものを見て聞いて経験して、自分だけの個性を磨いていってほしいです。
そして、僕が審査員のときに応募してくれて本当に光栄です。
未熟な身ではありますが、短い作家歴の中で大事だなと思ったことをお伝えできればと思います。
それは自分に嘘をつかず、カッコつけず、取り繕わないことです。
自分が本当に描きたいものを描くこと。
その描きたいものを「どう描けば読者が楽しんでくれるか」「どう描けば読みやすくなるか」を考えることも、とても大切だと思っています。
そして、これからも創作活動を続けていくなら、ずっと座って描くことになります。
人によっては立って描くかもしれません。
いずれにせよ絶対に体を痛めるので、今のうちからストレッチを日課にしてください。
1日3分でもいいです。
腰をやりやすいのでブリッジを強くおすすめします!
同じ作家仲間としても、一読者としても、皆さんの次回作をとても楽しみにしています!
僕も頑張ります。一緒に頑張りましょう!

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