少年ジャンプ+漫画賞 2023年秋期

結果発表

史上初!準入選2本!佳作3本出る!!!過去最多の5作品がジャンプ+に掲載!!

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少年ジャンプ+でヒットを目指す新人作家、求む!!
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準入選

賞金 50万円

少年ジャンプ+に受賞作掲載

「チャンマスと勇者ちゃん」七月冬至

「チャンマスと勇者ちゃん」七月冬至

あらすじ

密かに互いに話す機会を探していた2人の教室に謎の生物が襲来。これはピンチか、あるいはチャンスか…!?

編集部講評

好感度の高いキャラクターを立体的に描写することができていました。やや会話が冗長に感じられるシーンもありましたが、バケモノと生徒たちの軽妙なやりとり等に言葉選びのセンスを感じます。これからもインプットとアウトプットを繰り返しながら、表現の幅をどんどん広げていってください。次回作にも期待しています。

「魔人は我が魂に及び」慈富シン

「魔人は我が魂に及び」慈富シン

あらすじ

巨大な魔人に襲われた男子高校生の目の前に、魔人と戦う少女が倒れていて…!

編集部講評

魔人のデザインや演出など、目を惹く画作りの技術が個性的で突出していました。ストーリーでも盛り上がりを作れるように、より主人公を応援できるような背景やエピソードを用意できるとさらにクライマックスが印象的になると思います。次回も期待しております。

佳作

賞金 30万円

少年ジャンプ+に受賞作掲載

「COZMICコイズミ」堂真江ナオ

「COZMICコイズミ」堂真江ナオ

あらすじ

宇宙人・グレイを自分の部屋に監禁している主人公・小泉。人類を代表し、宇宙人に天誅を下そうとするが…。

編集部講評

真摯な言葉選びから作り出される、まっすぐで等身大な主人公が魅力的でした。恋愛・親子関係に対する感情描写も丁寧で、かつ宇宙人との対峙を通して描くという斬新な発想が良かったです。今後も、読みやすい画面作りを磨きつつ、さらに魅力的なキャラ・作品を生み出していってください。次回作にも期待しています。

「お前が死ぬとき」ボクワタシ

「お前が死ぬとき」ボクワタシ

あらすじ

アルバイトを日々こなす少年のもとに現れたのは、自分そっくりの姿をした死神だった。

編集部講評

アングルや演出が多彩で派手なアクションを展開できていました。キャラクターの個性をより高められるように、一般的ではない言動・行動・思考を少しでも取らせてみるように考えてみて欲しいと思います。次回作も期待しております。

「チョコレートの呪い」薊瑞貴

「チョコレートの呪い」薊瑞貴

あらすじ

完璧主義の望はプロポーズを計画していたがルーティンのチョコが切れていた事に気付き買い求めるのだが…!?

編集部講評

30Pと短いページ数の中で、キャラクターの魅力を描きつつ、主人公の感情の浮き沈みや物語をしっかり完結まで描けている点が評価されました。次回作には、展開の驚きやドラマの深さなどより多くの読者に刺さるものを期待したいです。

最終候補

賞金 10万円

「レッドアイ」魚魚魚

「レッドアイ」足丘乱魚

あらすじ

発症すると目が赤く染まり、人を食らうとして忌み嫌われている赫眼病。主人公のユウは感染しつつも、隔離期間を経て妹のルナと暮らしていたが…。

編集部講評

赤い目を持つ人間という既視感のある設定ながら、様々な立ち位置のキャラを出して人間関係を広げ、兄妹のドラマにきっちりと落としているところに好感を持てました。最後の展開に驚きを用意しているところも良かったです。ただ悪役の描き方がテンプレに収まったのがやや惜しく、かつ苦みのある読後感ではあったので、次回はより読む人に満足してもらえるような読み味を意識してみましょう。期待しております。

春原ロビンソン先生講評

構図やコマ割りも良く、世界観にあった画面作りで好きです。
しかし赫眼が恐れられてる理由がふんわりとした説明ページしかなく、発症している兄も普通に暮らしているので、どの程度の問題なのかが伝わりにくいです。
主軸も発症した兄の物語なのか、兄を信じられなかった妹の物語なのかまとまりきれてないので整理するとよくなると思います。

「JINGLE HELL!」沙々木瑛斗

「JINGLE HELL!」沙々木瑛斗

あらすじ

犯罪者に制裁を与えているブラックサンタ。ある日、少女・レーナに正体を見られてしまい…

編集部講評

表情・アクションなど動きのある絵に迫力があり、子どもとのやりとりも可愛く、好感度の高いお話でした。一方で、全体的にベタにまとまってしまっており、次回作はセリフや演出などにご自身のならではのものを発揮できると、次のステージに一歩近づくことができると思います。これからも頑張ってください。

春原ロビンソン先生講評

キャラデザインや仕草、世界観などとてもカッコいいです。
キャラの願いや悩みなどわかりやすく描けていて良いと思います。
しかし正体を知った人を殺さないといけない主人公がプレゼントを配ったり、序盤は強く描かれていた主人公が終盤では父親相手に瀕死になったりと、設定がその場の雰囲気に流されて変化してしまっています。その辺りに説得力を与えるとさらに完成度があがると思います。

受賞まであと一歩

  • 「UMA EATS-ユーマーイーツ-」中村サトシ
  • 「朔月」沖田冬
  • 「ヘルドルストーカー」まるまるも
  • 「おしまい」がんばるとうふ
  • 「砂漠のごちそう デザート・デザート」空路蛇行性
  • 「僕と電柱のリフレイン」どうも。
  • 「マナミ」柄本ともる
  • 「これはママのママによるママのためのわがまま☆で、ある。」#884
  • 「孤独はヒーロー」IU
  • 「ロウロウ」ゲラダヒヒ
  • 「化け物屋敷」杉ひろ千まき
  • 「道徳のバロメッツ」伊藤綾世々時
  • 「ポンコツと悪魔」彩鳥どり
  • 「あなたへさようなら」平沼ヨシヒサ

編集部総評

個性あふれる作品が集まった回でした。一読すると癖が強そうですが、面白さもしっかりある作品が多く審査していて楽しかったです。『チャンマスと勇者ちゃん』は二人が友達になるまでとモンスター退治をシンクロさせる手法が、不思議であり面白さにも繋がっていました。『魔人は我が魂に及び』は既視感がある題材を扱いながら自分の作風に落とし込んでおり、絵の力で読ませる作品でした。

春原ロビンソン先生総評

まだ「自分のおもしろい」を描いているなと思いました。それ自体は情熱があってとても素晴らしいですが、プロとしてやっていくには更にその「自分のおもしろい」を人に伝える能力が必要です。別に万人受けにしろというわけではありません。ジャンプ+はとがったマンガも歓迎の媒体なので「この癖の人に届けぇ」というマンガでも大丈夫です。ターゲットの読者を想像しながら描いていきましょう。

みなさんやりたい事や描きたい事はハッキリしていて、どれもそれ自体は面白いので、そんな能力身につけられたらボクはあっという間に置いていかれそうで怖いです。

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少年ジャンプ+漫画賞 2023年夏期 少年ジャンプ+漫画賞 2023年春期 少年ジャンプ+漫画賞 2022年冬期 少年ジャンプ+漫画賞 2022年秋期 少年ジャンプ+漫画賞 2022年夏期 少年ジャンプ+漫画賞 2022年春期